可愛いって罪深~~!!

どこにでもいるオタクの殴り書きテキスト

アイドルというコンテンツにおけるストーリー性について考えました

こんにちは、カッツミ~☆彡です。昨日アップしたブログを書くとき、同時に考えていたことなので鉄は熱いうちに叩きたいと思います。



アイドルというのは、エンターテイメントコンテンツの一つだとわたしは思う。コンテンツを語る上で外せないのは、コンテンツにおけるストーリー性、歴史……シナリオだろう。

ということで、アイドルというエンタメコンテンツにおけるストーリー性、シナリオについて考えたいと思う。


まず、ストーリー性のないコンテンツについて少し触れたいと思う。いわゆる"日常系"と言われる、可愛い女の子たちが何も起こらない平和な日常を送るような漫画では一話ごとにストーリーが進んでいくわけではなかったりする。もちろん大きく見ればストーリーがあり、もちろん学園を舞台とした日常系であれば進級や卒業によるメンバーの入れ替えも発生する。

しかしながら、大抵のコンテンツにはストーリーが存在する、と考えるのが妥当だと思われる。特に生き物と生き物の関係性を描くのであれば、ストーリー性は欠かせないだろう。生き物同士の成長や長い時間軸でコンテンツを設定する場合、ストーリーまったく無しにコンテンツを構成することは不可能と思われるからである。

実はエンタメコンテンツにおいて"普遍的なシナリオ"というものがあるのではないか、とわたしは考えている。

たとえば"悲劇"と予め言われていないストーリーにおいて、結末はある程度予想できる内容のものが多い。が、これは昨今の魔法少女系には当てはまらない(タイトル詐欺、キャラデザ詐欺などが横行しているので)。またこれは日本に限った話であって、わたしはけっこうよく中国ドラマを見るのだが、中国ドラマにおいては"悲劇"かどうかに関わらず理不尽に主人公がかわいそうな目にあう、というのはよくあるのでこれも文化の差はありそうだ。
深夜アニメなどにおいて、定番といえば水着回(ヒロインたちが水着を着るサービス回のこと、海であったりプールであったり、それはものによる)だが、ほのぼの回やネタに走ったパートがあるというのは例えシリアスなストーリーであっても珍しいことではない。

このようにアニメや漫画などにある程度普遍的なシナリオがあるとするならば、同じようにアイドルというエンタメコンテンツにもシナリオがあると考えるのも妥当だろう。

例えばグループ内の不仲売り(あくまで便宜上"売り"とするがそれが良い悪いという話ではない)というのは、普遍的なシナリオと言えるだろう。人気グループのコンビ名称を調べて、適当に選んでグーグルにでも打ち込めば「〇〇 不仲」や「〇〇 エピソード」などの予測が出てくると思う。
また不仲と言えばその先に"雪解け期"なるものがあるとされているが、個人の経験として必ずしも不仲から雪解けが発生するわけではないことは皆わかっていると思う。
そもそも人間同士の関係性である以上、うまいこと何かが発生しそれをもとに成長する、良い方向に関係性が変わる、というポジティブなことしか起こらないというのがさすがにありえないってことは皆わかってますよね?

少し話が飛ぶのだが、インターネット上で「リア恋というのは共感できるかという話(ニュアンス)」みたいな話が話題になったことがある。たしかにリア恋というのは「リアルにいたら恋しちゃう」ということであるから、リアルにいたら、というのが想像できなければリア恋にはなり得ない。これは普遍性を持っているかどうかという話であると思っているのだが(ジャニーズにはわたしたちの想像を遥かに超えた変人や発言が発生することがある)、これをベースに考えるとするならばわたしたちは分かりきったシナリオを楽しむ力があるということになる。……話を戻す。

普遍的なシナリオをアイドルコンテンツで考える場合、不仲や山あり谷ありが必要、ということはわかってきたと思うのだが、これはグループが違っても同じように繰り返されることになる。幾度も行われる焼き直しを新鮮に理解し、楽しめるというのはどういうことなのだろうか……。
たしかに登場キャラクター(便宜上そう呼ぶが、グループを構成する人間のこと)は属性こそ似たものを用意しているが(グループに姫枠が存在するように)、だとしたら継続して楽しみ続けられるのはどういう理論なのか……。

(ちょっと話はずれるが、ある程度の年代の姫枠はどこか元ヤンじみたオーラを纏っていて面白いな、と思う)


まぁオタクは病気なので、同じものを繰り返し見るし同じようなキャラにガチ恋するし、同じようなゲームのシリーズを何本も買うので、そういう生き物なのかもしれない。
そして、オタクなりに罪を背負っていくという……。
これからも普遍的シナリオのもとに構成されたアイドルのストーリーを、楽しんで消費して普遍的に消費されていこうかな。


おしMY BABY